2022 4/28 こんにちは。 世間はもうすぐゴールデンウィークですね。 私は相変わらす、どこへも行きませんが…….。
今日は『CDをイチから作ってみた』ことについて書きます。(いろいろ目からウロコでした。) 興味のない方はすっ飛ばしてください。 私はCDを作るにあたって色々なブログを参考にしましたので、お返しに誰かの参考になればと思い金額も詳細に書きます。
私はYoutubeでお仕事モードではない、”自分がその時々で、本当に作りたい音楽”を発表してきました。 お仕事モードの音楽よりは少し、暗め重めな音楽かもしれません。 それを自分で『CDにして、アマゾンで売りたい!』と思ったのです。 TVで「アマソンが丁寧にあなたの商品を売るお手伝いをします」というCMをよく見かけてましたから、 きっとアマゾンで売れるだろう、とタカをくくっていました。 これがけっこうな(アマゾン、覚えてろよ!)になるのです 。
******* <CD 作り編>
まずびっくりしたのが、CDは「CDコピー」と「CDプレス」があること。 私が以前、自宅で焼いていた自主出版の「The Piano In Darkess」はCD-Rに焼いていた「CDコピー」だったのです。 (CDコピーは一部の再生装置ではうまく再生しないこともあります。) そんなことも知らないのか…..、と思われるでしょうが、そんなところからの出発です。
ということで、『今度は「CD プレス」をしよう!』そのためには業者に頼まなければいけません。 自宅でCDプレスはできません。工場でプレスするのです。 色々ネットでリサーチして、”at green” というサイトを選びました。http://www.at-green.jp こちらはとてもで親切丁寧、迅速な対応でよいお店です。おすすめです。
今まで、CDになっていた音楽は、ほぼ完パケの状態まで自分で出来ていましたので、音源データに関しての問題はありませんでした。 しかし、今回はジャケットデザイン、CDの盤面のデザイン、中の文面、帯のデザイン、それらを全部やらなければいけません。 しかも、イラストレーターファイルでの納品を強く、強く!勧められました。(イラストレーターのソフトもっていない…)
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(以下は私の行動とつぶやきです。)
はいはい、イラストレーターね。(調べる) イラストレーターはサブスクなんだ……。月々2,728円かあ(高い〜!)しゃあないな。 えい、とな。(契約) カタカタ……….おや? 「イラストレーターは現在のOS では使えません。Mac OS を最新のモントレーにアップグレードしてください。」 なに?じゃあ、アップグレード〜!えいっ!(Mac OSアップグレードに半日ぐらいかかった。)
「アップグレード完了しました。」 やった、イラストレーターが起動した。
「Macをアップグレードしたため、オーディオインターフェイスは残念ながら未対応で音が出なくなりました。新しいオーディオインターフェイスを買い直してください。」まじですか……….。(予想外の出費が…)
********イラストレーターのソフトは使ったことないけど、なんとかYoutubeで勉強しました。 ジャケットのイラストはiStockという商用OKの素材サイトから一枚購入。
ジャケットや盤面には記載しなくてはいけない定型文があります。(アルバムタイトル、ロゴ、アーティスト名、曲順、品番、権利表記、注意事項、DISCマーク、JANコード、発売日、など)
おや?JANコードってなんやねん。 「JANコード(商品のバーコード)を取得しなければアマソンで売れません。JANコードを取得するためには事業者コードの申請が必要です。初年度17,050円、次年度から維持費6,050円です。」
あ゛? まじで? しかしここで引くわけにはいかない…….(カタカタ…契約。出費が….。)
一方、イラストレーターでは、色がパソコンだと”R G B ”で印刷だと”C M Y K ”だということを初めて!知りました。 なんのこっちゃですが、パソコンの画面の色とプリンターで印刷した時の色が全然違うのです! パソコンの R G Bの 光で作った色の方が綺麗です。印刷で C M Y K インクで作った色はくすんでいます。
もう、これはどうしようもないですね。 印刷見本もないので、出来てくるまでは色は賭けです。
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1回の印刷物の修正依頼がありましたが、なんとかCD のすべて(音源データ、印刷データ)を納品することができました。 プレスは台湾で、印刷物は日本です。約2週間かかるそうです。 プレスは原盤というものを作るお金が高いのか、100枚でも300枚でもそれほど変わりません。
300枚プレスすると100枚バルクを無料プレゼントとありましたので、300枚プレスすることにしました。 (300枚CDフルパック、ジャケット4Pで68,800円でした。)
バルクとはCD盤のみのことです。 実際もらったおまけのバルク100枚です。(商品とは別にもらえます。) さあ、JANコードも取得したし、これでアマゾンで売るぞ〜〜 (^○^)
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<CD 売る編>
「アマゾンではあなたの商品うります。」なんてCMやってるじゃないですか。売れると思いますよね。 ちゃんと調べていましたよ。ブログでも売れるって書いてありました。
アマゾンe託 …..年会費9000円、CDだと商品価格の60%(商品価格1000円だったら600円が出品者に支払われる) 登録しようとすると、「新規のe託販売サービスベンダー登録は、登録プロセス改善のため現在処理を中断しております」 (2022年2月時、現在4月も同じ状態) となったため断念!
フルフィルメント by Amazon (FBA)….小口出品なら商品ごとに100円、販売手数料はCD は15%、配送料193円、その他商品保管料金がかかる。 こちらに登録(できた)、アマゾンセーラーアカウントを取得。(アマゾンに癒しの森のショップは開設できた。) しかし、しかし、しかし、しかし、しかし!!!!!!!
CDが出品できません。(T ^ T) 海賊版が出回ったため、新規の出店でのCD は出品できないそうです。 問い合わせたところ、これまでの半年間の人気の高い商品の請求書を送れ、とのこと。 新たに出店するのでありません、がしかし、私の名前の商品(CD)はアマゾンで売っています!、ベストセラーですよ、と食い下がるも、あっさり却下。
びっくりで……….言葉が出ない……… (アマゾンのやろう、このやろう、CM では親身になってたぞ、こんの〜〜〜〜〜大手だと思いやがってlkjgfgfkfgsdぽfspflこえfなうぃdwldげ!)
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はい。めちゃくちゃ毒づいた後、CD を売ってくれるところを探しました。 そして、ウルトラヴァイヴという所からアマゾンやCDショップに売ってもらえることになりました。http://www.ultra-vybe.co.jp ここに決めたのは山P(山下智久さん)がここでCDを出しているからです。山Pと同じところなんて、かっこいいじゃないですか。ウルトラヴァイブさんは商品価格の50%が手数料です。 (そのほかに、サービス利用料として1アルバムあたり35,000円かかります。これはCDの店舗販売、ネット販売、配信、JANコード取得、レポート、在庫保管、著作権管理などが含まれます。…..JANコード自分で取得してしまった…………….。) *********
できたCD「胡蝶の夢」です。300枚の自主制作CD、この箱(100枚入り)が3箱です。
2箱(200枚)はウルトラヴァイブさんに納めました。 売れなかったら、半年ほどで戻ってくるそうです。
初めてのウルトラヴァイブさんからの 出荷報告書は22枚でした。 (…………..22枚って…………………….。もはや笑えますよ。ワハハハハハハ。)
200枚、売れるのだろうか…………. ちなみに私の部屋にある1箱は半分売れました。(このサイトから購入してくださった方々です。)
まあ、腐るものでもないし、売れ残ったら私の葬式の引き出物にしようかな。
というわけで、『CDをイチから作ってみた』でした。 はじめての事だらけで楽しかったけど、とりあえずまっかっかの赤字です。 イタタタタって感じ。